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短脚長胴タイプで、スコットランド原産のテリアでは数百年の歴史を有する古い犬ですが、純粋犬種として認定されたのは今世紀に入ってからです。
この犬種が認定されるまでの歴史は波乱に満ちたものでした。中央犬界にお目見えした頃、生まれ故郷であるスコットランド西北のスカイ島にちなんで「ショート・コーテッド・スカイ・テリア」を名乗っていたのですが、その頃既にスカイ・テリアが居たためこの犬種の関係者から「紛らわしい」と猛反対を受けてしまいます。ケアーンの関係者は渋々改名に応じましたが、既にスコットランドのめぼしい地名を他の犬種に使用されていたため、適当な犬種名が無く、岩場の積み石(ケアーン)の隙間に巣くう害獣狩りを得意としていたことから、ケアーン・テリアを名付ける事になったのです。
【全体的外観】(AKCスタンダードブック参照)
短肢部門の、闘志に満ちた活発で丈夫な小型作業テリア。動きはのびのびしていて、体つきはがっしりしているがいかつさはない。肋骨は底が深く、前肢は前方でよく体を支え、頑丈な後?ともども均整のとれた体形をつくっている。背は中位の長さで、どんな天候にも耐えられるかたい被毛を持っている。他のテリア種より頭部の長さは短く、幅は広い。毛が多いので、キツネのような印象を与える。
ケアーンは素晴らしい家庭犬ですが、「狩猟テリア」であった名残が色濃く見えます。その血筋か、非常に活発で詮索好き。とてもタフで、様々な環境に順応しますが、時にケアーン「らしさ」ゆえの行動に注意しなければならないでしょう。しかし、その「らしさ」が最大の魅力となっている犬種です。
頭蓋―長さの割に横幅がある。ストップははっきりしていて、頭頂部の毛の量は多い。また、胴の毛より少し柔らかい。口吻―がっしりしているが、長すぎないし、厚すぎない。歯―大きい。オーバーショット、アンダーショットではない。鼻―黒い。目―間が離れていて、少しくぼんでいる中位の大きさの薄茶色か焦げ茶色の目。目の色は毛色によって変わる。眉毛はぼさぼさしている。テリアらしい、きりっとした表情をしている。耳―先がとがった小さい立耳。耳と耳の間は離れていて、側頭部に付いている。耳の毛は長くはない。
頭部と同じように毛の量が多いが、飾り毛状ではない。走ると旗のようになびくが、背の上で巻いてはいない。尾付きは背線と同じ高さ。
よく筋肉が付いていて充実し、がっしりしている。よく張っていて底が深い肋骨は、がっしりした後?につながる。水平な背は中位の長さである。全体的に力強く、活発な印象を与える。重々しさはない。。
野傾斜した肩、中位の長さの肢、太いがごつい感じがしない骨。前肢の肘は外側にはみ出ていない。前肢は完全にまっすぐであるが前足は後ろ足より大きい。肢にはかたい毛が生えている。パッドは厚くて頑丈で、立っていても安定感がある。。
どんな天候にも耐えるかたい毛。豊富でかたい上毛と、柔らかく密生した短い下毛の二重毛である。
ホワイトでなければ、何色でもよい。耳と口吻、尾の先は、黒っぽい色が望ましい。
体重、キ甲での体高、体長について。メスの体重は13ポンド(5.9キログラム)、オスの体重は14ポンド(6.4キログラム)である。キ甲での体高は、メスが9,1/2(24.1センチ)、オスが10インチ(25.4センチ)である。体長は、14,1/2〜15インチ(36.8〜38.1センチ)である。犬は均整がとれていて、不釣合いに肢が長くても短すぎてもいけない。体長は長くても短すぎてもいけない。体重、体高、体長は2歳の成犬のものである。2歳以上の犬はこれよりも少し重く、成長期の犬はこれより体重も体長も下回る。
よく引き締まった筋肉質の体?を見せるべきである。太りすぎもやせすぎもいけない。頭頂の飾り毛も全体の毛もたっぷりしていて毛並みがよく、清潔で、櫛やブラシでとかされて、耳や尾、足、全体の輪郭が整えられた状態でなければならない。リードをゆるくして、犬をのびのび歩かせる。ハンドリングされるときにすぐんではいけない。堂々と足を踏ん張って立ち、いかにもテリアらしいところを見せるべきである。
1.頭蓋ー頭蓋の幅が狭すぎるもの。2.口吻―口吻が長すぎたり、厚すぎるもの。オーバーショットまたはアンダーショット。3.目―大きすぎるもの、出目、イエロー・アイ、誰もが納得しない眼色。4.耳―大きすぎたり、細すぎる骨。曲がった前肢と外転する肘。薄い足、白イタチのような足、踵をついた足、長すぎたり、短すぎたりする肢。6.胴―速い動きや回転を妨げるような短胴や短い背。長すぎてくねくねする胴、弱い印象を与える胴。尾付きの低いもの。水平でない背。7.被毛―まばらな被毛、ブラシ状の被毛、短く死毛の多い被毛。下毛の不足、頭頂の飾り毛の不足。四肢にかたい毛の不足、絹糸状または巻き毛。わずかな波状毛は問題ない。8.鼻―ダッドレー・ノーズ、または薄い鼻色。9.毛色―胸や足や胴の他部位にあるホワイトの斑。 1938年5月10日 許可
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